(20日、高校野球静岡大会3回戦 掛川工2-6静岡)
掛川工は四回に6点を追う展開となったが、その後は2年生投手2人の継投で相手に追加点を許さなかった。
「来いや。おらー」。九回表2死一塁、掛川工の主将、山田ダニエル選手(3年)はいつものように叫んで気合を入れ、打席に入った。「とにかくつなぐ」の思いで四球を選ぶと、続く2選手も四球で出塁し、押し出しで待望の1点をもぎ取った。なおも満塁。次打者の安間煌大選手(2年)の打球は左前に抜け、山田選手が2点目のホームインをした。
2回戦で人さし指を脱臼し、この日はベンチスタート。序盤は、一塁コーチとして声を張り上げた。七回に代打で四球を選び出塁。一塁の守備につくと「がんばれピッチャー」など明るい声を響かせ、「楽しい雰囲気」をつくろうと心がけた。先発の6人が2年生。「よく頑張ってくれた。悔いはない」と話した。(斉藤智子)
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