■陸上・ダイヤモンドリーグ第10戦 ロンドン大会(日本時間20日)
男子4×100mリレーが行われ、日本が38秒07で優勝。シーズンベストの好タイムでパリオリンピック™に向け弾みをつけた。
今大会は男子100m代表の坂井隆一郎(26、大阪ガス)が1走を務め、リレー代表の栁田大輝(20、東洋大)が2走、桐生祥秀(28 、日本生命)が3走。200m代表の上山紘輝(25、住友電工)がアンカーのオーダーを組み、オーストラリア、フランス、イギリス(2チーム)、カナダ、オランダと対戦。
昨年の同ロンドン大会では坂井、栁田、小池、上山の布陣で37秒80をマークし優勝している。
4レーンの日本は、坂井が得意のスタートから勢いに乗ると、2走の栁田へのバトンパスで少し詰まる。桐生、上山へのバトンはスムーズに渡り、トップを走るイギリスがアンカーへのバトンが渡らず。最後の直線でトップに浮上した日本は、そのまま上山が逃げ切り1着でフィニッシュ。
4×100mリレーは、リオ五輪で銀メダルに輝くも、前回の東京五輪では決勝で1走から2走にバトンがつながらず途中棄権。翌年の世界陸上オレゴンではバトンミスによる失格で予選敗退。昨年の世界陸上ブダペストでは5位と近年はメダルから遠ざかっており、パリ五輪ではリオ五輪以来、2大会ぶりの表彰台を狙う。
前週の国内での合宿で坂井は「しっかり走力も上げつつ、日本の強みのバトンパスをやっていければ、一番上の金メダルも全然狙えるんじゃないかな」と意気込んでいた。五輪本番ではサニブラウン アブデル ハキーム(25、東レ)も加わり、悲願の金メダルを目指す。
※写真は坂井選手
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