■第106回全国高校野球選手権 神奈川大会・決勝 横浜 4ー6 東海大相模(24日・横浜スタジアム)

東海大相模が横浜を破り5年ぶり12度目の夏の甲子園出場を決めた。試合は2点ビハインドも1番・三浦誠登(2年)の適時打、4番・金本貫汰(2年)のソロ本塁打で同点に。再び2点を追う展開となった8回裏、1番・三浦の適時打、3番・中村龍之介(2年)の適時二塁打が飛び出し大逆転。終盤に執念を見せた東海大相模が横浜を下し聖地への切符を手にした。

両校は神奈川大会決勝で過去8度の対戦をし4勝4敗。22年の決勝では1ー0でサヨナラ負けを喫した。この試合で9度目となった決勝の舞台での対戦は、東海大相模が2年越しのリベンジを果たした。

先発マウンドに上がった身長198㎝の大型左腕・藤田琉生(3年)の立ち上がり、いきなり1死三塁とピンチを背負うと横浜の3番・椎木卿五(3年)に適時二塁打を浴び先制を許した。

さらに3回表には3番・椎木にライトスタンドへのソロ本塁打を浴び2点目を失った。

2点を追う展開となった打線は4回裏、横浜の先発・奥村頼人(2年)に対し才田和空(3年)が中安打、8番・柴田元気(2年)が内野安打を放ち出塁すると1死一、二塁の好機を迎えた。マウンドには横浜の2番手・織田翔希(1年)が上がり9番・藤田は左飛も1番・三浦にセンターへの適時打が飛び出し1点を返した。

5回裏には1死走者無しから4番・金本にライトへの同点本塁打が飛び出し2ー2と追いついた。しかし直後の6回表、死球と二塁打を浴び、無死二、三塁とピンチを迎えると6番・小野舜友(1年)にレフトへの適時打を浴び再びリードを広げられた。

終盤に入り8回裏、6番・才田が中安打、7番・和田勇騎(3年)が内野安打で出塁。8番・柴田元気(2年)が送りバントを成功させ1死二、三塁とチャンスに。するとマウンドに上がった池田聖摩(1年)に対し満塁と絶好機を作ると1番・三浦にセンターへの適時打」が飛び出し同点に。さらに3番・中村の適時二塁打で逆転に成功した。

そのまま2点リードで9回表、3番手・塚本空輝(3年)がマウンドに上がると走者を背負うも無失点に抑え試合終了。試合後のインタビューで決勝打を放った中村は涙を流し「3年生と一日でも長く試合ができるようにベストを尽くしたい」と話した。

敗れた横浜は4年連続で決勝進出も昨夏の覇者、慶応義塾に続き今夏も聖地へは届かなかった。

≪東海大相模 甲子園の道≫
2回戦 14ー0 横浜桜陽 5回コールド
3回戦 7ー0 厚木王子 8回コールド
4回戦 12ー0 藤沢清流 5回コールド
5回戦 8ー1 藤嶺藤沢 8回コールド
準々決勝 13ー1 日大藤沢 
準決勝 6ー4 向上
決勝 6ー4 横浜

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