パリオリンピックの陸上の日本代表は、パリ郊外の町セルジーで事前合宿を行っていて、25日に公開された練習には、トラック種目とフィールド種目に出場する選手のうち13人が参加しました。
このうち男子110メートルハードルで、泉谷駿介選手と並んで13秒04の日本記録を持つ村竹選手は、短い距離のダッシュを繰り返すなど、軽めのメニューで調整していました。
前日にフランス入りしたという村竹選手は「世界と十分戦える力をつけてきた自信があるので発揮したい。最高のパフォーマンスを披露して、決勝進出、そしてメダル獲得を目指したい」と初めてのオリンピックへの意気込みを話していました。
また、男子100メートルの坂井隆一郎選手は、持ち味のスタートの動作を確認していました。
坂井選手ともに400メートルリレーのメンバーに選ばれている柳田大輝選手は、25日が21歳の誕生日で、桐生祥秀選手などチームメートからサプライズでケーキが送られると、笑顔を見せていました。
このほか、オリンピックの女子三段跳びに日本選手として初めて出場する森本麻里子選手は、ランニングなどの軽めのメニューで調整していました。
パリオリンピックの陸上は、8月1日から始まります。
坂井隆一郎選手「100メートルで結果を残したい」
男子の100メートルと400メートルリレーのメンバーに入っている坂井隆一郎選手は「悔いのないように調整して自分の最大限の力を出せるように残り数日を過ごしたい。初めてのオリンピックなので挑戦者として100メートルでは決勝進出を目指して頑張りたい。400メートルリレーは個人の力を高めないとメダルは狙えないと思っているので、100メートルで結果を残したい」と話していました。
オリンピック初出場 森本麻里子選手「結果で恩返ししたい」
女子三段跳びで日本選手として初めてオリンピックに出場する森本麻里子選手は「歴史的な日を迎えることになりたくさんの人に支えてもらって感謝の気持ちでいっぱいだ。結果で恩返ししたい」と意気込みを話しました。
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