パリオリンピック™のバドミントン男子代表、三重県伊勢市出身の西本拳太選手。


(三重・伊勢市出身 西本拳太選手)
「自分自身としては大器晩成型だと思っていますし、これからが僕自身は全盛期だと思っているので、遅咲きというのを一つの僕のキャッチフレーズとして取り上げていただければ嬉しいなと思います」

三重県・伊勢市出身の29歳、オリンピック初出場です。

今回のバドミントンの五輪代表の中では最年長、まさに遅咲きなのです。

遅咲きの西本選手が好きな言葉は「雑草魂」

(西本拳太選手)
「掲げている言葉は昔からずっと『雑草魂』なんですけど。桃田選手という本物の天才を、ずっと追い続けてきたところが、彼に何度負けてもずっと立ち向かって。いつか絶対に勝ってやるっていう気持ちを持ち続ける意味でも、ぴったりな言葉かと思う」

元世界ランキング1位の桃田賢斗選手は同学年。

なかなか越えられなかった壁を、このオリンピックイヤーで越えて見事、初の代表入り。

最大の武器は高身長を生かしたスマッシュ

西本選手は遅咲きの雑草魂、その武器は高い打点からのスマッシュ。

身長180cmという高身長を生かした強烈なスマッシュが最大の武器です。

攻撃的なショットで仕留めるために所属チームの監督は守備を重視します。

(ジェイテクト バドミントン部 石井裕二 総監督)
「(西本選手が)一番調子がいいとき強いときというのは、後ろから奥に返すクリアだったり、ネット前からのロブの精度がいいときはやっぱり強い」

守備で有効なのがロブ。

相手選手を後方に下げることで、自分の時間を作ることができ、相手選手も奥からでは強打を打っても有効打になりにくいのです。

粘り強い守備でシャトルを拾い、力強いショットでポイントを取るのが西本選手のスタイルです。

「おじバカ」の一面も

西本選手がバドミントンを始めたのは、お姉さんの影響。

(西本拳太選手)
「めいっ子とおいっ子がいるのですが、姉にはいつも『おじバカ』と言われてます。一言で言うと仲良くというか、みんな助け合いながらというか、僕のことをものすごく応援してくれている両親と姉です」

お父さんとは一緒にゴルフに行くほど仲良し。

そこでプレゼントもしたそうです。

(西本拳太選手)
「ゴルフクラブ一式」

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