第106回全国高校野球選手権大会に佐賀代表で出場する有田工の壮行式が1日、佐賀県有田町桑古場乙の同校であり、選手らは馬場光弘校長らから激励を受けた。前田壮梧主将(3年)は「先輩たちができなかった1勝を目標に頑張ってきたい」と意気込みを語った。
有田工はこの日を急きょ登校日とし、体育館に全校生徒ら約400人が集まった。佐賀大会の優勝メダルをかけた20選手とマネジャーが拍手の中を入場し、優勝旗と盾が校長に手渡された。
梅崎信司監督がメンバー一人ひとりを紹介し、前田主将が「甲子園は自分たちよりレベルが高い高校ばかりと思うが、持ち味の粘り強い野球をしたい。全校生徒の応援が大きな力になるので、よろしくお願いします」と話した。
生徒を代表して生徒会長の一番合戦彪雅(いちばんがっせんひゅうが)さん(3年)は「佐賀県の代表として全国の舞台で有工(ありこう)の名をとどろかせてください。アルプススタンドや地元佐賀から皆さんのことを応援しています」と激励。校歌斉唱で会を締めくくった。
その後、選手らは阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)での大会期間中、滞在先となる大阪市内の宿舎に向け出発した。
全国選手権大会は4日に組み合わせ抽選会があり、7日に開幕する。(森田博志)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。