■MLB ダイヤモンドバックス 6ー8 ドジャース(日本時間1日、アリゾナ州フェニックス、チェイス・フィールド)
ドジャースの大谷翔平(30)が敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で出場し、5打数1安打で打率は.293となった。
チームは6-6の同点で迎えた9回に勝ち越して4連勝。2位ダイヤモンドバックスとの首位攻防戦で2連勝とし、ゲーム差を「6」に広げた。
前日は死球からの盗塁で今季43個目を成功させると、8回には2試合ぶりの43号ホームランを放ち、MLB史上初となる「43本塁打・43盗塁」を同日にマークした。D.ロバーツ監督(52)は「彼は信じられないね。もうこれ以上の最上級の言葉はないよ」と絶賛していた。
ダイヤモンドバックスの先発はM.ケリー(35)、2021年に1度対戦し、3打数1安打1打点、そして、2023年WBC決勝でアメリカ代表の先発として対戦し、四球だった。1回の第1打席、しっかりボールを見ていき、フルカウントからの8球目のカーブを完璧に捉えると、打った瞬間に大谷は打席から打球を確認。バックスクリーンに飛び込む、今季5度目の先頭打者弾で2試合連続の44号。打球速度175キロ、飛距離128m、打球角度35度。MLB史上初の「45-45」まで“1本塁打・2盗塁”となった。
さらに2番・M.ベッツ(31)、3番・F.フリーマン(34)と今季初の“MVPトリオ”の3者連続ホームランで3対0とリードした。
しかし、その裏、ダイヤモンドバックスは1番・C.キャロル(24)が大谷に負けじと先頭打者ランニングホームランで1点を返すと、ドジャース先発のG.ストーン(25)から4点を奪い、逆転した。
ドジャースは2回、無死満塁のチャンスを作り大谷の第2打席、カウント0-1からカットボールを捉えたが、センターへ犠牲フライ。これで打点は「98」となり、トップのブレーブス・オズーナ(33)に並んだ。4対4の同点に追いつくと、3番・フリーマンが逆転タイムリー、またも上位打線でバットで得点を重ねた。
5対5の同点で迎えた4回、大谷の第3打席、カウント2-2からチェンジアップを引っ掛けてしまいファーストゴロ。6対5とリードした6回、1死走者なしで大谷の第4打席、ダイヤモンドバックス2人目、左腕のJ.マンティプライ(33)と対戦。積極的に振っていったが2球連続ファールでカウント0-2と追い込まれると3球目のシンカーを引っ掛けてセカンドゴロに倒れた。
6対6と同点に追いつかれた8回の無死一塁で第5打席、ダイヤモンドバックスは4人目、左腕のAJ.パック(29)、通算成績は3打数無安打、1球目はバントの構えからバットを引いてボール。走者を進めたいところだったがフルカウントから内角低めのシンカーを見逃しストライク、大谷は思わず天を仰いだ。
ドジャースは8回にメジャーデビューとなるB.キャスペリアス(25)をマウンドへ、大事な場面でのデビューとなったがダイヤモンドバックス打線を3者凡退に抑えて流れを作った。
ドジャースは9回、先頭のW.スミス(29)がヒットで出塁すると、続くG.ラックス(26)もヒット、さらに途中出場のK.ヘルナンデス(33)が送りバントを決めて1死二、三塁のチャンスを作った。しかし、7番・M.ロハス(35)が良い当たりもセカンドライナーで倒れるも9番・途中出場のT.エドマン(29)がライト前へ2点勝ち越しタイムリー、さらに大谷の第6打席、フルカウントからスプリットを上手く拾ったが痛烈なライトライナーに倒れた。
大谷は5打数1安打2打点で打率は.293、2試合連続の44号と犠牲フライで2打点を挙げて打点トップタイの「98」に並んだ。チームも9回に勝ち越して4連勝、2位のダイヤモンドバックスに連勝でゲーム差を6に広げた。そして、メジャーデビューとなったキャスペリアスが初登板初勝利となった。
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