■FIFAワールドカップ2026 アジア最終予選 バーレーン 0-5 日本(11日、バーレーン・ナショナル・スタジアム)

サッカー日本代表(FIFAランク18位)が、W杯アジア最終予選の2戦目、上田綺世(26)が2ゴール、守田英正(29)も2ゴール、途中出場の小川航基(27)が1ゴールを挙げてアウェイでバーレーン(同80位)を5-0で下し、勝ち点3を手にした。

初戦の中国戦で7ゴールを奪った日本代表、スタメンはGK鈴木彩艶(22)。DF谷口彰悟(33)、板倉滉(27)、町田浩樹(27)。MFはキャプテン・遠藤航(31)、守田英正(29)、三笘薫(27)、南野拓実(29)、鎌田大地(28)、堂安律(26)。FWは上田綺世(26)。中国戦スタメンだった久保建英(23)はベンチスタートで1人を変更。森保一監督(56)は「勝つためのベストの選択だと思う」と語った。

バーレーンは第1節でW杯出場経験のあるオーストラリアをアウェイで1-0と勝利、勢いのあるチーム、現地の気温は35℃以上、湿度は89%と蒸し暑い状況。

前半9分、左サイドの三笘がボールをもらうと、バーレーンディフェンスは中央を固めたが逆サイドに堂安が走り込み三笘のクロスに合わせたがゴールポストに当たってしまい得点ならず。まずは日本が決定的なチャンスを作った。

前半11分、日本は自陣でバーレーンのロングスローからヘディングで繋がれると、アルアスワドにヘディングシュートを打たれたがキーパーの鈴木がパンチングで防いだ。

前半16分、日本は右サイドで守田がボールを持つと中央で南野が走り出し、そこに合わせたがシュートはキーパーの正面。前半27分には給水タイムで日本は選手同士で戦術を再確認した。再開後は日本が敵陣でボールを回すことが出来たが決定機が生まれなかった。

すると前半35分、遠藤から右サイドの鎌田にスルーパス、抜け出した鎌田のセンタリングが相手ディフェンダーの手に当たりPKを獲得。キッカーは上田、バーレーンサポーターからは上田の顔にレーザーポインターが当てられるなど妨害を受けたが、上田は落ち着いてゴール左に決めて日本が先制点を挙げた。

1対0で折り返した日本は後半から堂安に代えて伊東純也(31)を投入、すると開始2分、日本が敵陣でボールを回すと左サイドを伊東が抜け出し、中央の上田にマイナスのセンタリング、これを上田がトラップして反転シュート、ゴール左ポストに当たってネットを揺らした。上田はこの試合、2点目。日本がいい時間帯に追加点を奪った。

後半16分には鎌田から横パスを受けて守田が中盤でボールを持つと、中央の上田とワンツー、守田は右足でゴール左隅に流し込み3点目を挙げた。

敵地での試合とは思えない日本の攻撃、その3分後には鎌田のパスに左サイドの三笘がバーレーンディフェンスの裏を抜けると、中央に走りこんだ守田にラストパス、これをしっかり決めて守田もこの試合2得点目、日本は4-0とリードした。

後半36分には途中出場の中村敬斗(24)が左サイドから持ち込みシュート、キーパーが弾いたところを途中出場の小川航基(27)が押し込み5点目。

日本は国歌での大ブーイング、選手へのレーザーポインターでの妨害などアウェイの洗礼を受けながらも5ゴールを奪い快勝、アジア最終予選2連勝とし、勝ち点6でグループC首位に立った。

同じグループCで10月15日に第4節で日本と戦う5大会連続でW杯に出場しているオーストラリアは第1節でバーレーンに1-0で敗れ、第2節ではインドネシアに0-0のスコアレスドロー、2戦連続無得点で初勝利はお預けとなった。

第3節で戦うサウジアラビアはアウェイで中国と対戦し、退場者を出しながらも後半アディショナルタイムで決勝点を奪い、2-1で勝利した。

【W杯最終予選日程】
9月5日 日本 7-0 中国(H)
9月11日 日本 5-0 バーレーン(A)
10月10日 vsサウジアラビア(A)
10月15日 vsオーストラリア(H)
11月15日 vsインドネシア(A)
11月19日 vs中国(A)
2025年
3月20日 vsバーレーン(H)
3月25日 vsサウジアラビア(H)
6月5日 vsオーストラリア(A)
6月10日 vsインドネシア(H)

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