■プロ野球 DeNA 5-6 阪神(延長10回)(21日・横浜スタジアム)

DeNAは阪神に延長戦の末敗れ再び4位陥落となった。試合は5ー5の同点で迎えた延長10回表、7番手・ウェンデルケン(31)が登板も1死走者無しから5番・佐藤輝明(25)にソロ本塁打を浴び勝ち越しを許した。打線は1点を追いかける展開もチャンスを作ることができず。

前日の試合では伊藤光(35)の2点適時打で先制するとオースティン(33)に第24号3ラン本塁打、東妻純平(23)がプロ初打席初ヒット初打点となる貴重な追加点を挙げ6点目を奪った。その後1点差となるも7回には宮﨑敏郎(35)の適時打、筒香嘉智(32)の第7号2ランで再び突き放し勝利。3位浮上となった。

2位・阪神と4ゲーム差で迎えたこの試合の先発・濵口遥大(29)は試合前まで2勝4敗、防御率2.89をマーク。前回登板となった8月6日の中日戦(岐阜)では5回途中5失点(自責2)で敗戦投手に。今回の登板が今季10試合目となった。

濵口の立ち上がりは先頭の近本光司(29)に四球を与えるも2番・中野拓夢(28)を遊ゴロに打ち取って走者入れ替わり1死一塁。3番・森下翔太を三邪飛、4番・大山悠輔(29)から見逃し三振を奪い無失点に抑えた。

打線はその裏、阪神の先発・青柳晃洋(30)に対し先頭の梶原昂希(25)が二ゴロ、2番・牧秀悟(26)が中飛、3番・佐野恵太(29)が左飛に打ち取られ三者凡退に終わった。

3回表、この回の先頭、1番・近本に中安打を放たれると2番・中野が送りバントを決め1死二塁に。3番・森下の遊ゴロ間に走者を三塁へ進めると迎えた4番・大山にレフトへの適時打を浴び先制点を許した。さらに5番・佐藤輝に四球を与えると2死一、二塁から6番・井上広大(23)にレフトスタンドへの3ラン本塁打を浴び突き放された。

濵口は3回72球4失点で降板、4回表からは2番手・上茶谷大河(28)が登板し2イニングを無失点に抑える投球を披露。

すると5回裏、この回先頭の8番・森敬斗(22)が左二塁打を放ち出塁すると続く代打・林琢真(24)にレフトへの適時打が飛び出し1点を返した。すると2死三塁から3番・佐野が四球を選択しチャンスを広げると4番・オースティンのレフトへの適時打で2点目を奪った。ここで阪神は2番手・島本浩也(31)が登板も代打・宮﨑に左中間への3ラン本塁打が飛び出しこの回一挙5得点で逆転に成功した。

試合は後半戦に入り6回表は3番手・中川颯(25)が得点圏に走者を背負うも無失点に。7回表は4番手・伊勢大夢(26)が登板し1番・近本から始まる打線を三者凡退に抑えた。

しかし8回表、5番手・ウィック(31)がマウンドに上がるも4番・大山、5番・佐藤輝に連打、6番・前川右京(21)に四球を与え、無死満塁のピンチに。迎えた代打・渡邉諒(29)の二ゴロを牧が本塁へ送球するも悪送球となり同点となった。

5ー5の同点で迎えた9回表は6番手・森原康平(32)が登板し三者凡退に抑える好投。その裏、阪神の6番手・岩崎優(33)に対し得点の本塁を踏むことができず試合は延長戦へ。

10回表は7番手・ウェンデルケン(31)が登板。しかし1死走者無しから迎えた5番・佐藤輝にライトスタンドへのソロ本塁打を浴び勝ち越しを許した。

1点を追いかける展開となった打線はその裏、阪神の7番手・岡留英貴(24)の前に反撃することができず試合終了。DeNAは阪神との2連戦を1勝1敗で終えた。

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