親方として “けがに負けない精神力持った力士育てたい”
境川部屋の妙義龍は兵庫県高砂市出身の37歳。
突き押し相撲が持ち味で、同じ昭和61年度生まれの元横綱・稀勢の里や埼玉栄高校の同学年でもある元大関・豪栄道などとともに「花のロクイチ組」と呼ばれ、土俵を盛り上げてきました。
ひざなどたび重なるけがと戦いながら通算で10年以上幕内で活躍してきましたが、十両9枚目だった秋場所は初日から休場し、24日、現役を引退して年寄・振分を襲名しました。
妙義龍は26日、東京・両国の国技館で会見に臨み「いつかこういう日が来ると思っていた。悔いが残らないように現役生活を全うできた」と話したうえで「この2、3年ぐらいは武器のスピード感とか体の柔らかさが今までと違うと感じた」と引退の理由を明かしました。
15年の現役生活を振り返り「けがには負けたくないという気持ちで体作りに取り組んで元気な相撲も取ることができた。この年まで現役ができると思っていなかったのですごくうれしいし幸せな土俵生活だった」と話しました。
今後は振分親方として指導にあたることについては「相撲にまっすぐな気持ちを持って、けがに負けない精神力を持った力士を育てられるように指導していきたい」と抱負を話していました。
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