トヨタ自動車は26日、国際オリンピック委員会(IOC)と結ぶ最高位スポンサー契約を継続しないと正式に表明した。豊田章男会長が、同日付の自社メディアで語った。

 同社はモビリティー部門の最高位スポンサーとして、2015年から24年末までの10年間の契約を結んでいた。豊田会長は、「1業種1社」というスポンサーのルールが、「(それぞれのメーカーが)国を背負う自動車業界に合わない」と語った。また、支援が選手に直接届いているかどうかに疑問があるとも指摘した。

 トヨタは世界各国で250人以上の選手を支援し、パリ五輪とパラリンピックには179人の選手を派遣した。こうした選手への支援は続ける方針だ。また、障害者スポーツへの支援にも引き続き取り組む意向だという。(大平要)

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