2日開幕したプロバスケットボールBリーグ。日本一奪回を目指す琉球ゴールデンキングスは4日、ホームに三遠ネオフェニックスを迎えます。メンバーも入れ替わるなか、今季はどんな戦いを見せるのか。「フリップトーク」で桶谷ヘッドコーチ(HC)を直撃しました。(聞き手 NEWS Link片野達朗キャスター)

フリップボード1枚目の数字【11】

ー 11人。どういうメンバーが揃っているなと思いますか?

▽桶谷HC
「誰も被ってない、みんないろいろな武器を持ったメンバーが揃ったなと思います」「経験する機会も増えて、成長しやすくなるかなと思っています」

今シーズン、例年に比べても少ない11人のメンバーでスタートを切ることになったキングス。ここ数年、主力を担ってきた今村佳太や、アレン・ダーラム、牧隼利ら5人が退団しました。

一方新加入は、ポイントガードの伊藤達哉と、新外国籍選手のケヴェ・アルマ。ピンポイントでの補強となりましたが、早くもチームにフィットする様子を見せています。

▽桶谷HC
「伊藤達哉に関しては久しぶりの正統なポイントガードだなと思っていて、バックコートで、オフェンスもDFもすごく勢いを与えてくれるので」「バスケットのスピードアップは出来ていると感じています」


「アルマは2メートル6センチあって外のシュートも上手いですし、ドリブルもつけてパスも出来て、ディフェンスも出来るので」「そこはすごくプラスになっているかなと思います」

先月、チーム初となるイタリアへの海外遠征を含め、7試合のプレシーズンゲームを戦ったキングス。新戦力の台頭とともに、若手選手の活躍が目立ちました。

特に、去年特別指定選手としてキングスに加入し、今季がルーキーシーズンとなる脇真大。192センチのフィジカルを活かし、果敢にリングへと向かって行く、アタックが持ち味です。

失点が増えた昨季


▽桶谷HC
「そこをまず変えていかないとレギュラーシーズンは勝てないだろうなとは思っていて」「あとはやっぱり佐々宜央ですよね。コーチングに期待したいと思っていますね」


昨シーズン、リーグ9位の失点数を改善することが上位進出への絶対条件。

今季、アソシエイトヘッドコーチとして5年ぶりにチームに復帰した佐々宜央コーチを迎え、ディフェンス面での強化に取り組んでいます。

「沖縄は総合力で勝つ!」

昨シーズン、天皇杯では決勝で敗退。Bリーグでも3年連続のファイナル進出を果たしたものの、連覇に一歩届かず。ノンタイトルで終わった悔しさを糧に、新生キングスの新たなチャレンジが始まります。

▽桶谷HCからメッセージ
「今シーズンも、色々と前途多難な部分はあるかもしれないですが、このチームは間違いなく日本一になるために出来たチームだと思っています。皆で一緒に成長しながら、今シーズン戦っていきたいと思っていますので、ぜひみなさん応援よろしくお願いします!」

最後のフリップは「タイトル奪取!」


<記者MEMO>
「沖縄から世界へ」をテーマに掲げる琉球ゴールデンキングス。アジアの強豪、5か国10チームが集う東アジアスーパーリーグでも、全力で優勝を獲りに行くと気合十分です。シーズン序盤から、目の話せない試合が続きそうです。

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