北朝鮮は、軍事偵察衛星について、去年11月に打ち上げに成功したとする「マルリギョン(万里鏡)1号」に続いて、ことし追加で3基打ち上げる計画を明らかにしています。
こうした中、北朝鮮で軍事偵察衛星の打ち上げを担う国家航空宇宙技術総局は27日、国営の朝鮮中央通信を通じて報道官の談話を発表しました。
談話では、4月、韓国の軍事偵察衛星の2号機がアメリカから打ち上げられたことなどを非難し「軍事偵察衛星をはじめとする宇宙開発事業は、わが国の安全利益と生存権を保証するため必要不可欠な戦略的選択だ」と強調しました。
そのうえで「アメリカと敵対勢力の軍事動向を徹底的に監視するため、宇宙での偵察能力を高める重大な任務を計画どおり決行していく」と主張しました。
アメリカのシンクタンクは、北朝鮮北西部の「ソヘ(西海)衛星発射場」を撮影した衛星写真をもとに、軍事偵察衛星を追加で近く打ち上げるための準備が進められていると分析していて、関係国が警戒を続けています。
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