昌平高校(埼玉県杉戸町)のサッカー部のゴールキーパー佐々木智太郎選手(17)がJリーグ・清水エスパルスに入団する。入団内定を受けて先月開いた記者会見で「子どもたちにめざしてもらえる選手になれるよう日々精進する」と決意を新たにした。
秋田県出身で4歳のころにサッカーを始め、小学校低学年のときに父親の仕事の関係で東京に移った。小学5年からキーパーになり、中学時代は昌平高校の下部組織である「FCラヴィーダ」に片道約2時間かけて通い、練習に励んだ。
2007年3月の早生まれ。中学時代は芽が出ず、公式戦の出場が1試合だけと苦しんだ。高校進学後もレギュラーを確保したのは2年になってから。「困難に立ち向かうことを貫けた。ここで過ごした6年間は宝物」と振り返る。
188センチの長身をいかしたシュートストップが最大の武器。U―17日本代表にも名を連ね、今夏の全国高校総体では全6試合にフル出場してチームを初の全国制覇に導いた。
会見に同席した同校の玉田圭司監督は「向上心がすごい。ミスを引きずらない部分はキーパーにもプロにも向いている」と期待を寄せた。
来季、J1に昇格する清水の練習には今夏、2度参加。今季限りで退団した元日本代表GK権田修一選手からも助言をもらった。佐々木選手は「『日々の練習から意図を考えて』と言われた。偉大なキーパーを超えるため、一日一日の練習を無駄にできない」と気を引き締めていた。
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