ハンドボール男子の日本代表は去年10月に行われたパリオリンピックのアジア予選で1位となり、自力では、36年ぶりとなるオリンピックの出場権を獲得しました。

10日は、東京 北区のナショナルトレーニングセンターで強化合宿を公開し、実戦形式のメニューで攻撃や守備の連係を確認しました。

このうち、司令塔の安平選手は、身長1メートル72センチとハンドボールの選手としては小柄ながらアジア予選の最終戦でチーム最多得点をマークし、10日の練習でも素早いフェイントからシュートを決めるなどキレのある動きを見せていました。

非公開となった午後からは、先月の就任後、初めて来日したカルロス・オルテガ監督も合流し選手と顔を合わせて戦術の確認などをおこなったということです。

練習後、安平選手は「夢だったオリンピックが近づくにつれモチベーションが上がっている。持ち味のスピードを生かして小柄な選手や子どもたちに夢を与えるプレーがしたい」と意気込みを話しました。

また、オルテガ監督は、「日本の持ち味のスピードを生かしながらミスをしないハンドボールを目指していく。自分にとっても大きなチャレンジだが最大の結果を得られるように努力したい」と話していました。

日本代表は今後、国内を中心に合宿や強化試合をおこなってオリンピックに向けた準備を進めていくということです。

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