県政協議会で6月補正予算案について説明する佐竹敬久知事(5日、秋田県議会棟)

秋田県は5日、一般会計で34億円の2024年度6月補正予算案をまとめた。被害が相次ぐツキノワグマ対策費や、医療のデジタル化推進へ電子処方箋導入を支援する費用などを計上した。補正後の一般会計は5876億円。12日に開会する県議会の6月定例会に提出する。

ツキノワグマ対策に約5900万円を充てる。クマが住民の生活圏に近づかないよう緩衝地帯を整備したり、放置された果樹を伐採したりする費用を盛り込んだ。クマの捕獲に使う散弾銃やライフル銃の購入を支援する費用も拡充する。

医療のデジタル化推進では、病院や診療所、薬局が電子処方箋のシステムを導入する費用の一部を助成するために1億6800万円を計上した。

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