「県内全市町村が一目でわかるクリアファイルなどが人気」と話す生駒さん(奈良市)

全国に出張アンテナショップを展開するプロジェクト「奈良のトビラ」の常設店「朱雀門店」が20日、平城宮跡歴史公園(奈良市)内にある平城宮いざない館にオープンする。奈良県内在住の編集者らによる取り組みで、同県産の食品や雑貨など約200点を集めた。毎月1回自治体との連携企画などを実施し、20日は国道169号の土砂崩れの影響を受けている下北山村の応援イベントを開催する。

奈良のトビラは2023年に始まり大阪や東京で期間限定出店し、今年も滋賀や宮城などで出店を予定する。プロジェクトメンバーが見つけた他の土産物店では入手が難しい商品などで人気を集める。県内にも常設店をつくってほしいとの声が出るなか、施設の魅力向上に取り組むいざない館からプロデュース依頼を受け出店を決めた。

「朱雀門店」が入る平城宮いざない館(奈良市)

平城宮跡には全国や海外からも多くの観光客が集まる。朱雀門店には県内市町村のパンフレットも置き、周遊の参考にしてもらう。メンバーで編集者の生駒あさみさんは「古代の平城宮には全国から産物が集まった。奈良のモノや情報を発信するのにぴったりの場所で、魅力を伝えていきたい」と話す。

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