FUJIの五十棲社長は中国で下期から需要が本格回復すると見込む(2日、名古屋市)

ロボットメーカーのFUJIは2日、2025年3月期の連結純利益が前期比19%増の124億円となりそうだと発表した。従来予想を14億円上回る。原材料に使う半導体チップなどの高値が一服し、採算が改善する。ロボット販売は中国のスマートフォンメーカーの需要回復を見込む。

売上高は5%増の1330億円と従来予想を据え置いた。中国のロボット需要は下期に本格回復を見込んでいるという。記者会見した五十棲丈二社長は「米国経済の先行きに不透明感はあるが、中国の伸びで見通しは達成できるだろう」と話した。

同日発表した24年4〜6月期の連結決算は、売上高が前年同期比6%減の310億円、純利益が22%減の26億円だった。欧州などで設備投資の減少が響いた。

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