荷物を機械の預け口に入れる様子(大阪市中央区)

ヤマト運輸は6日、観光客向けに自動手荷物預け機を導入した営業所を全国で初めて大阪・なんばに開設する。「手ぶら観光」を後押しして、公共交通機関などの混雑緩和につなげる。

日英中韓の言語に対応する自動預け機は一度にトランクを80個程度収容できる。有人カウンターで預かる分と合わせて1日100人程度の利用を見込む。観光客自身がタッチパネルを操作して荷物を預け、電子マネーやクレジットカード、QRコードで決済する。

営業所は周辺の観光案内も担う。デジタルサイネージ(電子看板)に地元の飲食店などから募った広告の映像を流す。担当者は「なんばは関西の主要な空港や駅とつながる場所で、海外観光客が旅行をはじめる起点。地域の活性化にもつなげたい」と期待する。

手荷物預かりサービスを提供するヤマト運輸の営業所は全国25カ所目。自動預け機はスーツケースなどを重ねて納められるため、狭い店舗でも多くの荷物を預かることができるという。

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