香港で15日から始まった「フード・エキスポ」には20余りの国や地域が参加していて、日本からも200を超える企業や団体が出展しています。

16日は坂本農林水産大臣が訪れ、日本のブースを見て回ったあと「食品の交易は食文化の魅力を伝えられる。食を通じて香港と日本の交流が深まることを願っている」とあいさつしました。

会場では香港のバイヤーたちが日本の食品を試食したり出展者に質問したりしていました。

香港では東京電力福島第一原子力発電所にたまる処理水の放出を受けて、福島など10都県の水産物の輸入を停止する措置が続いています。

一方で、日本食の人気は根強く、ことし上半期、日本の農林水産物と食品の輸出額は、香港がアメリカに次いで2番目に多くなっています。

日本のかきなどを試食した香港のバイヤーの女性は「処理水については当初は気にしていましたが、香港では厳しい輸入検査があるので、輸入されたものはすべて安全だと思います」と話していました。

鳥取県から出展した水産加工会社の社長は「日本の水産物に対する関心がとても高く、安心・安全なものとしてのニーズがあると感じました」と話していました。

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