JTは、アメリカでシェア4位のたばこメーカー、ベクター・グループとの間ですべての株式を取得し完全子会社にすることで合意し21日、契約を締結したと発表しました。

買収金額はおよそ24億ドル、日本円でおよそ3780億円になる見込みで、JTとして、これまでで4番目の規模の大型買収になるということです。

会社では早ければ今月下旬から株式の公開買い付けを行い、今年度中に買収を完了する予定だとしています。

JTでは昨年度の売り上げの9割近くを海外事業が占めていて、市場規模が世界2位のアメリカでシェアを拡大させるなどのねらいがあります。

会社側では「今回の買収でアメリカでのシェアはおよそ8%に拡大する。アメリカでの販売網を強化し、競争力を高めることができる」とコメントしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。