茶殻を活用しており、消臭や抗菌の効果があるという

伊藤園とヨネックスは19日、緑茶飲料「お〜いお茶」などの茶殻を活用したゴルフクラブのグリップを開発したと発表した。9月下旬に1650円で売り出す。伊藤園では2023年だけでも約5万6600トンの茶殻を排出しており、資源の有効活用につなげる。

「茶殻配合グリップ」として売り出す。グリップには伊藤園が開発した「茶殻配合樹脂」を配合しており、消臭や抗菌の効果がある。「お〜いお茶」の600ミリリットルのペットボトル約1本分の茶殻で、グリップを9本作ることができるという。

伊藤園は茶殻の持つ消臭や抗菌の機能に着目し、捨てられる予定の物に新たな価値を加えて再生する「アップサイクル」に注力してきた。これまで「お〜いお茶」のペットボトル用段ボールのほか、畳や紙製のホルダーなどを開発しており、約100種類の商品を展開している。

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