マリオットのアンソニー・カプアーノ社長兼CEO(18日、大阪市)

米マリオット・インターナショナルは18日、国内100軒目となるホテルを大阪市内で開業した。価格帯は1泊1部屋1万5000〜1万6000円程度を想定する。2025年国際博覧会(大阪・関西万博)に合わせインバウンド(訪日外国人)需要を取り込む。マリオットは今後、日本で出張から手ごろなレジャーまで使いやすい中低価格帯のホテル展開を増やす。

開業したホテル「フォーポイント・フレックス・バイ・シェラトン」は、マリオットのブランドの中で中低価格帯に位置づけられる。米投資ファンドのKKRが買収したユニゾホールディングス系のホテル14軒を改装し、マリオットが運営する。盛岡や博多などでも順次開業する。25年をめどに東京でも2軒を開業する。

マリオットのアンソニー・カプアーノ社長兼最高経営責任者(CEO)は同日の開業セレモニーで「国内旅行のほか、米中のインバウンドも値ごろ感のある価格帯へのニーズは強い」と話した。

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