家族連れ向けのコネクティングルームも多く用意した(25日、大阪市浪速区)

ビジネスホテル大手のアパグループ(東京・港)は12月2日、西日本で最大となる2055客室のホテル「アパホテル&リゾート〈大阪なんば駅前タワー〉」を大阪・難波で開業する。2025年国際博覧会(大阪・関西万博)を控え、ビジネス需要だけでなくインバウンド(訪日外国人)など観光客を取り込む。

25日、館内を報道陣向けに公開した。JR難波駅から徒歩1分の立地にある地上40階建ての高層タワーだ。1〜2名の利用を想定した客室面積11平方メートルのスタンダードルームを中心に13種類の客室を備える。インバウンドは家族連れの宿泊が多いことから、2部屋を連結できるコネクティングルーム対応の客室を約400室用意した。

屋上からは大阪の街並みを一望できる(25日、大阪市浪速区)

最上階にはプールを設置し、サウナ付きの大浴場やフィットネスジム、レストランも備える。レストランではインバウンドに人気のおにぎりをビュッフェメニューに組み込んだ。12月の平均客室単価は1万5000円ほどで、インバウンドや出張客の幅広い宿泊需要を見込む。

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