セレクトショップ大手のユナイテッドアローズ(UA)は25日、茨城県西部にある境町と提携すると発表した。町立の小中学校で児童・生徒が着る体操服を2026年4月からUAがデザインするほか、境町出身の芸術家と組んでバッグやTシャツを製作した。UAが地方自治体と提携するのは初めてで、地方での認知度向上を目指す。
提携では他にも、観光案内所「ユナイテッドアローズスタンド」を12月7日から境町の「道の駅さかい」に設置する。同スタンドは建築家の隈研吾氏の設計事務所が設計した。スタンドではUAで酒類を企画・販売する事業部が境町の地元の酒造などと組んで作ったビールや日本酒を販売する。
UAは大都市部での出店が中心だが、地方自治体との提携でこれまで出店できていなかった地域での認知を広げる狙いがある。松崎善則社長は同日の記者発表会で「境町の魅力をユナイテッドアローズの視点で全国に発信し、町民を支援したい」と述べた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。