長野県とカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は9日、県内主要駅周辺でのまちづくり推進に向けた連携協定を結んだ。CCCが同県軽井沢町でコミュニティー施設「軽井沢コモングラウンズ」を運営していることもあり、しなの鉄道(同県上田市)沿線を中心に主要駅周辺のまちづくりの企画立案で連携する。
締結式には長野県の阿部守一知事とCCCの増田宗昭会長が出席した。阿部知事は同社施設の印象を「非常に上質で居心地の良い空間」と話した。若者の県外流出に関して「日々暮らす街が快適で楽しいことが不可欠だが、行政は快適さや楽しさ作りは得意でなく、CCCや増田会長の経験をいかしてほしい」と期待を示した。
CCCが都道府県と連携協定を結ぶのは初という。ただ、指定管理者として各地の公共図書館を運営しているほか、宮崎県延岡市と連携しJR延岡駅でカフェや読書空間を備えた複合施設を企画運営している。増田会長は延岡市の例を念頭に「同じことをやろうとは考えておらず、地域に役立つものは何かを探したい」と述べた。
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