東映太秦映画村が公開した新しい屋外セット(7日、京都市)

東映太秦映画村(京都市)は時代劇などを撮影する新しい屋外セットを報道公開した。建物数は25棟で、そのうちの12棟は2階部分の屋内まで再現した。時代劇によく登場する土塀、船着き場、蔵を新設したのも特徴だ。これまで2階のシーンはスタジオ内で、土塀を走り抜けるシーンはロケで撮影していたが、新しいセットでは芝居を切る必要がなく、躍動感のある撮影が可能になる。13日から一般公開を予定している。

東映太秦映画村の新しい屋外セットでは船が停泊地から出発する動きのあるシーンの撮影も可能(京都市、7日)

東映太秦映画村は映画の撮影を見学できるテーマパークとして1975年に開業した。2025年に50周年を迎えるにあたり、28年まで3期に分けて全面リニューアルを実施する。第1期リニューアルは24年4月8日に着工、25年の開業を予定している。

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