欧州連合(EU)の行政を担う欧州委員会は13日、世界最大級と言われるアダルトサイトを運営する3社に対し、未成年が視聴するリスクなどへの対策をまとめ、報告するよう求めた。

 対象となったのは、EU域内の月間平均利用者数が4500万人を超える「Pornhub(ポルノハブ)」「Stripchat(ストリップチャット)」「XVideos(エックスビデオズ)」の3サービス。影響力の強い巨大プラットフォーマーとして、EUのデジタルサービス法(DSA)に基づき、利用者保護や有害コンテンツへの対応などが義務づけられている。

 欧州委は、3サービスが行っている利用者の年齢確認のほか、暴力的な違法コンテンツの拡散などへの対応が不十分だと指摘。3サービスは7月4日までに、これらのリスク評価と対応策をまとめて回答する必要がある。期限までに回答しなかった場合、制裁金が科される可能性がある。(牛尾梓)

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