「日中戦略対話」は両国の外務次官が、2国間関係や地域情勢などについて中長期的な観点で議論するもので、外務省の岡野事務次官と中国外務省の馬朝旭次官が出席して、22日、東京都内で開かれました。

開催されるのは2020年1月以来およそ4年半ぶりとなります。

この中で岡野次官は、
▽東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出や
▽沖縄県の尖閣諸島を含む東シナ海の情勢、
▽中国で拘束されている日本人の早期解放など、
両国間の懸案事項について日本側の立場を伝えました。

また、ロシアによるウクライナ侵攻や、核・ミサイル開発を進める北朝鮮など、地域情勢をめぐっても意見を交わしました。

その上で両氏は、双方が共通の利益を拡大する「戦略的互恵関係」を包括的に推進するとともに、建設的かつ安定的な日中関係の構築を目指すことを確認しました。

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