イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くガザ地区で10日、多数の避難者が身を寄せていた北部にある学校をイスラエル軍が空爆し、地元当局は100人以上が死亡したと発表しました。

これを受けて国連安保理では13日、緊急会合が開かれ、はじめに国連の人道問題の担当者が「このような悲劇があと何回起きればいいのか。安保理はガザの子どもたちの目を見ながら、苦しみを終わらせるためにすべてを尽くしたと誓うことができるのか」と述べ即時の停戦を訴えました。

その後、日本を含む各国からはアメリカやエジプト、カタールが15日に呼びかけている停戦と人質の解放に向けた交渉の再開を支持し、一刻も早い停戦を求める声が相次ぎました。

アメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は「われわれはイスラエルとハマスの双方に対し、協議を再開し、残された溝を埋めるよう求めた。アメリカは、最終的な橋渡し案を提示する用意がある」と強調しました。

一方、イスラエルのエルダン国連大使は「罪のない学校ではなく、校内のハマスの指揮所にいた危険なテロリストを標的にした」とパネルを掲げながら主張し、会議の途中で席を立ちました。

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