ウクライナのゼレンスキー大統領は2日、オランダのスホーフ首相とともに南部のザポリージャを訪問し、記者会見を行いました。

この中で、ゼレンスキー大統領は、欧米から供与された射程の長い兵器を使ったロシア領内への攻撃を認めるよう重ねて訴えたうえで「使用したいものすべてを手に入れたわけではない」と述べ、欧米に対し、さらに多くの兵器を供与するよう求めました。

また、ロシア領内への越境攻撃を続けることで、ウクライナ東部ドネツク州の要衝、ポクロウシクなどへのロシア軍の進軍を防ぎたいという考えを強調しましたが「現時点ではまだ困難だ」とも述べ、東部での戦闘で苦戦していることを認めました。

一方、ロシアのプーチン大統領は2日、ウクライナ軍の越境攻撃について「今回の挑発も失敗に終わると確信している」と述べ、ウクライナ側のねらいどおりにはならないと主張しました。

アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は1日、ウクライナ軍のロシア領内への越境攻撃について、掌握地域の拡大は確認されていないとしています。

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