【NQNニューヨーク=矢内純一】18日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反落して始まり、午前9時35分現在は前日比151ドル28セント安の4万3087ドル77セントで推移している。連日で最高値を更新した後で、主力株の一部に利益確定売りが先行している。市場予想を下回る四半期決算を発表した銘柄の下げがダウ平均を下押ししている面もある。
ダウ平均は10月に入り、17日時点で900ドルあまり上昇し、最高値更新が続いている。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数と多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も最高値圏にある。短期的な相場の過熱感や高値警戒感が意識されやすい。
アメリカン・エキスプレスとプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)に売りが先行している。朝発表の2024年7〜9月期決算でともに売上高が市場予想に届かなかった。
その他のダウ平均の構成銘柄では、メルクとスリーエムが安い。アムジェンやIBMも売られている。半面、アップルが高い。中国で新型スマートフォンの販売が好調と伝わった。インテルとマイクロソフトも上昇している。
ナスダック総合株価指数は3日続伸して始まった。ネットフリックスが一時9.5%上昇した。前日夕に発表した24年7〜9月期決算で売上高と1株利益が市場予想を上回り、好感した買いを集めている
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