■プロ野球・交流戦 DeNA 8-5 ソフトバンク(9日・横浜スタジアム)
DeNAはプロ初登板初先発の石田裕太郎(22)が、5回5安打1失点でプロ初白星。横浜市出身のドラ5ルーキーが、地元で66球の好投をみせ見事初勝利を手にした。
4連敗中で5位のDeNAは、0.5ゲーム差で最下位のヤクルトがこの日勝利したため、負ければ順位が入れ替わったが、最下位転落を阻止。連敗を「4」で止め、26勝31敗1分の借金5とした。
石田裕は立ち上がり周東を見逃し三振、今宮を空振り三振で2アウト。だが栗原、山川に連打を許すと、近藤に四球を与え2死満塁に。だがここは柳町を一ゴロに抑えホッとした表情をみせた。
打線はソフトバンク先発・和田に対し、1回は連打と四球で無死満塁のチャンスを作ると、4番・牧秀悟(26)の7号満塁ホームランでいきなり4点を先制。
援護をもらった石田裕は2回、1死から内野安打と和田の送りバントで得点圏にランナーを背負うが、周東を左飛。3回は今宮から3者凡退。
4回は1死で柳町に二塁打を許すと、自身の暴投も絡み柳町は三塁へ。ここで海野の遊ゴロ間に1点を返されたが、続く廣瀨を中飛で最少失点に抑えた。5回は2死から今宮にヒットを打たれたが栗原を左飛で打ち取り、勝利投手の権利を得てマウンドを降りた。
打線は6回、山本が四球で出塁すると大和の送りバントで二塁へ。ここでドラ6のルーキー井上絢登(24)のプロ初タイムリーを放って5-1とし、好投した同期の石田を援護した。
リリーフ陣は6回の坂本が3者凡退。7回は徳山が1死から連打を許すと、オースティンのエラーと栗原のタイムリーなどで2失点(自責0)。
5-3と2点差に迫られたが、7回に筒香嘉智(32)が5号3ランを放って8-3と突き放した。筒香はNPB通算1000安打達成。
8回はウィックが嶺井にタイムリーを許し8-4とし、9回は強く雨が降る中、森原が栗原のソロ本塁打を浴びるも8-5で逃げ切った。チームは連敗を「4」で止め、本拠地でカード3連敗の危機を回避。ルーキーの石田裕はプロ初登板で初勝利を飾った。
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