制球力を武器としてきた敬徳のエース藤森斗真投手(2年)はこの日、ボール先行の展開。それでも、内野陣の2併殺の好守備に助けられるなど、「いい感じでアウトがとれていた」。七回には、強気の投球で三振、三振、邪飛と三者凡退で終わらせた。

 だが八回、苦しい場面に。2四球などで2死一、二塁とすると、この回5人目の打者に投げた101球目の投球で足がつり、マウンド上に横たわった。その後はベンチで逆転を信じたが、願いはかなわなかった。試合後、「もっと3年生と試合をしたかった。来年に向け、もっと体を大きくして練習したい」と語った。

 徳永太監督は、「(チームは春の大会で勝利し)手応えを感じていたが、夏の大会は違った。プレッシャーがかかった場面でも力を出せるような練習が必要だった」と振り返った。(小陳勇一)

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