【UEFA EURO 2024】オランダ代表 2−1 トルコ代表(日本時間7月7日/オリンピアシュタディオン・ベルリン)
オレンジ軍団のエースが勝ち越しゴールを呼び込んだ。オランダ代表のFWコーディ・ガクポが、グラウンダーのクロスにファーサイドから飛び込み勝ち越しゴール。ただ、後に公式記録がオウンゴールになってしまったが、ファンからは「あれはガクポのゴールや」「ほんま頼りになるな」と称賛の声が相次いだ。
【映像】オウンゴール…? ファン騒然のゴールシーン詳細
グループDを辛くも3位で通過したオランダ代表は、ラウンド16でルーマニア代表を3−0で退けてベスト8入り。迎えた準々決勝ではトルコ代表と対戦した。
35分に逸材FWアルダ・ギュレルの絶妙クロスからDFサメット・アカイディンにヘディングシュートを決められ出鼻をくじかれたオランダ代表だったが、70分にDFステファン・デフライのゴールで同点に追いつくと、待望の瞬間は76分に訪れた。
相手のクリアボールを敵陣ボックス手前でFWヴァウト・ヴェホーストが収めると、MFチャビ・シモンズがワンタッチで右サイドへと展開。これを受けたDFデンゼル・ト?ゥンフリースが、滑り込みながらダイレクトでゴール前へグラウンダークロスを送り込んだ。
このボールはトルコ守備陣の間を抜けてファーサイドへと流れ、大外から勢いよく走り込んできたガクポが倒れ込みながらシュート。ボールはゴール右隅へと吸い込まれて、オレンジ軍団が勝ち越しに成功した。
ガクポはここまで大会通算3ゴールをマークしており、ジョルジュ・ミカウターゼ(ジョージア代表)、ジャマル・ムシアラ(ドイツ代表)、イヴァン・シュランツ(スロバキア代表)と並ぶ得点ランキングのトップタイ。この4ゴール目で得点レースの単独トップに躍り出た。
しかし、後に公式記録はオウンゴールに変更。ガクポの後方から左足を出していたトルコ代表のDFメレト・ミュルドゥルのボールを弾いたとのことだが、リプレイで見てもギリギリの判定だ。ABEMAで解説を務めた戸田和幸氏も、「よく走ってました。ガクポのゴールにしてあげたいなというプレーですね」とコメントしている。
SNS上のファンからは、「オウンゴールかー」「オウンゴールになってしまったwただやっぱ代表のガクポは素晴らしいね」「オウンゴール判定かぁ。少し残念だけど、あれはガクポのゴールや」「最後触ったのはガクポじゃない?」「ほぼガクポのゴール」と残念がる様子とともに、そのプレーを讃える声が多数投稿された。
試合はこのゴールを守り切ったオランダ代表が2−1で見事に逆転勝利し、20年ぶりのUEFA EUROベスト4進出。日本時間の7月11日の準決勝では、イングランド代表と激突する。ガクポは3ゴールで並ぶ他3人のチームがすでに敗退しているため、単独得点王に躍り出るチャンスが大いにある。そのパフォーマンスに要注目だ。
(ABEMA/UEFA EURO 2024)
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