ゴールデンウィークはサッカーも大盛り上がり!ある“新加入選手”が話題になりました。
5月3日現在、J1リーグ首位を走るセレッソ大阪は、北海道コンサドーレ札幌と対戦。クラブ創設30年目、悲願の優勝を目指すセレッソは3日の試合前、急遽“新たな選手”の加入を発表しました。
(木下祥槻さん)「背番号30、木下祥槻です。今年セレッソ大阪創立30周年ということで、すごく価値のある背番号を背負わせていただきます。すごく誇らしい気持ちと楽しみの気持ちでいっぱいです」
「夢」を叶えたこの人、サッカー選手ではなく、ある熾烈な「競争」を勝ち抜きこの場に立っていたのです。
木下祥槻さん(36)の自宅を訪れると、セレッソのチームカラー・ピンクで埋め尽くされていました。プロサッカー選手のお部屋!と言いたいところですが…
(木下祥槻さん)「保育士をしています」
木下さんの職業は「保育士」。12年前、大阪・長居に引っ越してきた時にセレッソに魅せられ、以来サポーターとしてクラブと子どもたちを見守っています。
セレッソはクラブが30周年を迎えた記念に「1日選手体験」の権利をオークションで募集。木下さんが見事その権利を落札しました。その額はなんと…
(木下祥槻さん)「えっとね…92万円ぐらいでした。お酒飲まない、タバコ吸わない。コツコツ貯めました」
試合当日、ロッカールームには選手に交じって木下さんの名前も。テーピングを体験するなど試合前の雰囲気を存分に堪能した木下さん。試合中は背番号30を背負い、スタンドから見守ります。ピンクのユニフォームのセレッソは試合序盤から積極的に攻め込みます。しかし、先制点を許したセレッソ。それでも後半に粘りを見せ、1対1の引き分けに。木下さんにとってかけがえのない一日となりました。
(木下祥槻さん)「ピッチから見るとサポーターの声援がすごく熱いなと感じることができて、そこが一番感動しました。これからは大きな家を建ててセレッソグッズをもっと増やして飾りたいです」
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