財経

トヨタ、EV開発中止でサプライヤーに補償へ 新型車計画に影響

トヨタ自動車が旗艦EVの開発計画を中止したことを受け、関連サプライヤーの損失を一部補償する方針を固めた。新社長の収益性重視の経営方針を反映した異例の決定で、数十億円規模の費用が発生する見込みだ。 開発中止となったのはレクサスブランドの次世代EV「LF-ZC」関連プロジェクトで、部品メーカーには生産準備費用の負担が生じていた。トヨタはハイブリッド車中心の戦略を継続し、EV投資を選択的に行う方針を示している。 ソース:Nikkei Asia画像:Unsplash

日本の死亡者数、予想上回るペースで増加 高齢化社会に新たな圧力

日本の死亡者数が政府の予測を上回るペースで増加しており、医療や終活サービスに新たな圧力がかかっている。新型コロナ禍以降、平均寿命の伸びが停滞したことが要因で、火葬場などの施設も供給が追いつかない状況が生じている。 内閣府の試算では、2030年代には年間死亡者数が170万人を超える可能性がある。専門家は、医療介護体制の整備と地域包括ケアシステムの強化が急務だと指摘している。在宅医療の充実と介護人材の確保が課題となっている。 ソース:Nikkei Asia画像:Unsplash

日印、初の防衛共同開発協定を締結 AI・エネルギー分野でも連携強化

高市早苗首相が7月2日、ニューデリーでモディ印首相と会談し、両国は防衛装備品の共同開発に関する初の協定を締結した。AIやエネルギー安全保障分野での協力拡大も発表された。 両首脳は2027年のインド高速鉄道部分開業に言及し、経済関係の深化を確認した。モディ首相は高市首相を「妹」のように呼び、親密な関係をアピールした。今回の協定は、インド太平洋地域の安全保障環境を踏まえた両国の戦略的連携の強化を意味する。 ソース:Nikkei Asia画像:Unsplash

海外投資家、上半期で過去最高の9.7兆円買い越し 日経平均39%高

2026年上半期、海外投資家による日本株の買い越し額が9.7兆円(約600億ドル)に達し、半期として過去最高を記録した。日経平均株価は2025年末比で39%上昇し、欧州のSTOXX600や米国のS&P500を大きく上回った。 資本効率の改善と、AIブームを支える半導体関連企業の幅広い基盤が海外投資家の関心を集めている。東証のデータによると、6月第4週までの累計買い越し額は前年同期の3倍近くに膨らんだ。専門家は、日本企業のガバナンス改革が長期的な投資を呼び込んでいると分析している。 ソース:Nikkei Asia画像:Unsplash

トヨタ、2026年3月期決算で過去最高益5兆5000億円 EV販売が前年比2倍に

トヨタ自動車は13日、2026年3月期の連結決算を発表し、営業利益が前年比18%増の5兆5000億円となり、過去最高益を更新した。円安の追い風に加え、電気自動車(EV)の販売台数が前年比で2倍の35万台に達したことが収益を押し上げた。 地域別では北米が最も大きく伸び、営業利益は前年比25%増となった。ハイブリッド車(HV)の需要が堅調に推移したほか、EV戦略の見直しが功を奏した。トヨタは2025年にEV投入計画を見直し、バッテリー技術の開発を加速させていた。 佐藤恒治社長は記者会見で「HVとEVの両輪で顧客のニーズに応える戦略が実を結んだ。次世代バッテリーの量産化に向けて研究開発投資を継続し、2030年までにEV販売台数を年間150万台に引き上げたい」と述べた。 トヨタは国内工場での生産効率化も進めており、労働生産性は前年比12%改善した。春闘での賃上げに応じた人件費の増加を吸収しつつ、高い収益性を維持した点が市場から評価されている。 2027年3月期の業績予想では、営業利益5兆8000億円を見込む。ただし、米国の関税政策や中東情勢の緊迫化による原油高騰がリスク要因として挙げられている。トヨタは「為替変動や地政学リスクに備えた柔軟な生産体制を維持する」としている。 ソース:トヨタ自動車・日テレNEWS写真:トヨタ自動車

日経平均3万8000円台を回復 円安と企業業績で5カ月ぶり高値

東京株式市場で日経平均株価が13日、3万8000円台を回復し、5カ月ぶりの高値をつけた。円安ドル高の進行を受けて輸出企業の業績期待が高まったほか、国内大手企業の好決算発表が相次いだことが背景にある。終値は前週末比480円高の3万8050円となった。 円安傾向が加速したことで、自動車や電機、精密機器などの輸出主力企業に買い注文が集まった。トヨタ自動車は前週末比で2.3%上昇し、ソニーグループも1.8%高となった。為替市場では1ドル=146円台まで円安が進み、企業の為替予想レートを上回る水準となっている。 証券アナリストの田中健一氏は「円安メリットが顕在化し、輸出企業の通期業績予想が上方修正される可能性がある。個人投資家の関心も高まっており、市場の流動性が改善されている」と分析する。 一方、輸入物価の高騰を懸念する声もある。円安はエネルギーや食品の輸入コストを押し上げ、家計や国内企業の負担を増やすリスクが残る。日銀は7月の金融政策決定会合で追加利上げを検討しており、為替相場の変動は今後も注目される。 東証プライム市場の時価総額は過去最高を更新し、市場関係者は「日本企業の収益力の回復が株価を下支えしている」とみている。 ソース:日本経済新聞・東京証券取引所写真:東京証券取引所