2026年8月、小麦や肉類、食用油などの原材料価格高騰に加え、人件費や物流費の上昇が続くなか、日本の外食産業が値上げラッシュを強いられている。大手ファミリーレストランやファストフードチェーンを中心に、9月からの新価格を発表する動きが相次いでいる。
業界団体の調べでは、2026年に値上げを行った外食企業は全体の4割以上に上り、平均上昇率は6%程度となっている。特に牛丼やハンバーガー、カレーなど、原材料コストが価格に大きく反映されるメニューに影響が出やすい。
企業側は、値上げに伴う客数減を防ぐため、セットメニューの見直しやデジタルクーポン配布を強化している。一方で、消費者からは「外食の機会を減らす」「安価な店を選ぶ」などの節約志向が強まっており、業界全体の販売個数には抑制的な影響も出ている。
アナリストは、「原材料高騰は中長期的な構造的課題であり、外食企業の値上げ戦略とコスト削減のバランスが今後の業績を左右する」と分析する。政府も物価高対策を進めているが、外食産業の収益環境改善には時間がかかる見通しだ。



ソース:日経新聞・NHK
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