ニューヨークの国連本部は、シャガールやピカソ、ダリ、マティスなど、世界各国の巨匠の作品が集まる「隠れた美術館」としても知られています。国連に加盟する各国から寄贈された美術品には、それぞれの国の思いが託されています。
中でも有名なのが、シャガールが描いた大きな壁画「平和」です。寄贈された当時、冷戦の真っ只中にあった国際社会に向け、「平和への祈り」を込めた作品として知られています。また、日本からは琳派の調度品などが寄贈され、日本の美意識を世界に発信しています。
こうした作品は、一般の美術館とは違い、国連の会議場やロビーなどに展示されており、外交官や訪問者が日常のひとときに鑑賞できるのが特徴です。近年では、ガイド付きのツアーで作品を紹介する取り組みも行われ、観光スポットとしても注目を集めています。
専門家は、「美術品は国連の理念を伝える特別な使者だ」と指摘し、紛争や貧困が続く今だからこそ、芸術を通じた国際社会の連帯のメッセージに改めて注目が集まっていると話しています。




ソース:NHK
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