国宝・平等院鳳凰堂、大規模修復工事が完了 全面公開へ

京都府宇治市の世界遺産・平等院鳳凰堂の大規模修復工事が完了し、14日から一般公開が再開された。約3年にわたる修復では、国宝の鳳凰像の修復や、堂内壁画の保存処理が行われた。平等院は「次の1000年に向けて、最良の状態で鳳凰堂を後世に伝えたい」としている。

平等院鳳凰堂は平安時代後期の1053年に創建された阿弥陀堂で、日本建築の傑作として知られる。屋根の上に鎮座する鳳凰像は、1950年に国宝に指定されて以来、初めての大規模修復となった。専門家らは腐食した部分を補修し、金色の輝きを蘇らせた。

堂内の51体の雲中供養菩薩像も精密に清掃され、平安時代の色彩が鮮やかに復元された。文化庁の担当者は「日本の伝統美を体現する鳳凰堂の修復は、文化財保護の重要な里程碑だ」と評価している。

平等院は修復完了を記念し、特別展「鳳凰よみがえる—平等院の美と祈り」を15日から開催する。修復過程で撮影された貴重な記録映像や、鳳凰像の精密複製品も展示される。入場者には限定の御朱印も授与される予定だ。

国内外からの観光客の増加が見込まれ、平等院は事前予約制を導入して混雑緩和に取り組む。関西観光局は「京都の新たな観光コンテンツとして、鳳凰堂の再公開は大きな注目を集めるだろう」と期待を寄せている。

国宝・平等院鳳凰堂、大規模修復工事が完了 全面公開へ

ソース:NHK・文化庁・平等院
写真:平等院

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