江戸時代には同じ建物内にあり、今は日本、イギリス、アメリカの3か国で別々に保存されている「ふすま絵」が、東京で開かれている展覧会で並べて展示されています。もともとどこにあり、なぜ離ればなれになったのか。その背景に迫ります。
展示されているのは、江戸時代後期に描かれたもので、花鳥や風景が色彩豊かに描かれています。海外に流出した経緯ははっきりしていませんが、国際交流が深まった時代に、コレクターの手によって分割され、3か国に運ばれたとみられています。
近年、デジタル技術を使って全体像の研究が進み、3か国の美術館が協力して展示を実現しました。会場では、実物のふすま絵のほか、復元された全体像を映像で紹介しており、来場者は「別離と再会」の物語をたどることができます。
展覧会は来月まで開かれており、国内外から注目を集めています。専門家は、文化財の国際的共同研究の意義を指摘し、デジタル技術を活用した展示が今後さらに増えると期待を寄せています。観光の一環としても、日本の伝統美術の魅力を世界に発信する機会となっています。



ソース:NHK
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