石川県金沢市の名勝・兼六園で紅葉まつりが始まり、期間限定のライトアップに合わせて国内外からの観光客でにぎわっている。兼六園は日本三名園の一つで、庭園内のヤマモミジやイロハモミジが色づき始め、11月中旬から下旬にかけて見頃を迎える見通し。金沢市観光協会によると、今年は例年より色づきがやや早く、早朝の散策コースも人気を集めている。
夜間のライトアップは日没から午後9時まで実施され、霞ヶ池を中心に紅葉が浮かび上がる景観が評判だ。地元の宿泊施設では「兼六園と近江町市場の海鮮をセットにしたプラン」が予約の中心で、加賀料理の旅館では紅葉シーズンの予約が例年より早いペースで入っているという。周辺の金沢城公園との共通入場券も販売され、城と庭園をめぐる散策ルートが定番化している。
アクセス面でも好調で、JR北陸新幹線の利用客数はコロナ禍前の水準を回復基調で推移している。東京駅から金沢駅まで約2時間半で、週末には観光列車「花嫁のれん」などの追加運行も予定されている。石川県は、冬季の観光需要も見据え、兼六園の雪吊りシーズンに向けた海外向けプロモーションを強化しており、台湾や香港などからの団体旅行の受け入れも再開している。
金沢市の飲食店や工芸品店では、紅葉シーズンの集客効果に期待が集まる。金箔工芸の老舗では「金沢らしい体験型の商品が外国人旅行者に好評で、紅葉とセットになった写真がSNSで拡散されると問い合わせが増える」と話す。観光関係者は「北陸新幹線の利便性と秋の風物詩が重なり、市内の観光消費全体を押し上げている。混雑期のマナー徹底にも努めたい」と語っている。



ソース:NHK
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