山梨県の富士山周辺で紅葉のシーズンが到来し、山中湖畔の遊歩道や紅葉台では、湖越しに富士山と色づいた木々を一望する絶景を求める観光客が増えている。地元観光協会によると、今年の紅葉の色づきは平年並みで、10月中旬から下旬にかけてが見頃を迎える見通し。湖畔をめぐる「紅葉まつり」では期間限定のライトアップも予定され、夜間の撮影スポットとして注目を集めている。
山中湖パノラマ台や長池親水公園などの定番スポットでは、早朝から三脚を構えるカメラ愛好家の姿が見られる。特に朝霧が出る日には「逆さ富士」が現れ、SNSで拡散されると連日多くの来訪者が集まる。観光協会の担当者は「海外からの旅行者も増えており、週末は駐車場が午前中に満車になることもある。早朝や平日の来訪をおすすめしたい」と話している。
富士山の登山シーズンは9月で終了したが、麓のハイキングコースや紅葉狩りのドライブルートは11月まで楽しめる。周辺の宿泊施設では、紅葉シーズンの予約が例年より早いペースで入っており、地元の温泉旅館では「富士山を眺めながらの露天風呂と紅葉の組み合わせが人気。夕食の会席では地物のキノコ料理を提供している」と好評だという。
山梨県と地元自治体は、観光客の増加に伴う交通混雑やゴミ問題への対策を進めており、湖畔の無料駐車場の案内強化やシャトルバスの増便を検討している。さらに、マナー啓発のパンフレットを多言語で制作し、訪日外国人旅行者への配布も拡大。関係者は「富士山の美しさを守るためには、来訪者一人ひとりの協力が欠かせない。計画的な旅行をお願いしたい」と呼びかけている。



ソース:NHK
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