2026年の「秋の叙勲」の受章者が11月3日に発表され、各界で功労のあったあわせて3861人が受章することになりました。叙勲は、国家や公共の利益の増進に尽くした人々を顕彰する制度で、春と年に2回実施されています。今回は「旭日大綬章」が7人、「瑞宝大綬章」が4人に授けられることが発表されました。
受章者の顔ぶれは多彩です。自動車業界ではトヨタ自動車の豊田章男会長らが、行政の分野では厚生労働省の元事務次官で官僚として長年活躍した村木厚子さんらの受章が発表されています。文化・芸能界からは俳優の松坂慶子さんらの名前もあり、それぞれの分野で長年にわたる貢献が評価されました。また、毎年11月3日の「文化の日」に合わせて発表される「秋の褒章」では、現代美術家の奈良美智さんらの受章が先に発表されています。
叙勲・褒章は、学術、芸術、スポーツ、福祉、産業など幅広い分野で顕著な功績をあげた人々に贈られ、受章者の中には長年にわたり地元の奉仕活動に取り組んできた一般の人々も少なくありません。各地では、受章が決まった地域の関係者から祝意が寄せられ、地域社会の祝福に包まれるケースも多く見られます。一方で、顕彰のあり方や選考の透明性について議論が起きることもあり、制度の在り方をめぐる議論は続いています。
政府は、受章者が社会に与えた影響を広く伝えることで、次世代への励みにつなげたい考えを示しています。各受章者には今後、宮中での親授式や伝達式が行われる予定です。今年の秋の叙勲の受章者は全国の新聞や政府広報などでも紹介されており、各受章者の歩みや功績について詳しく知ることができます。なお、来年春の叙勲の対象期間や推薦の手続きについては、官報などで順次案内される予定です。


ソース:NHK
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