群馬県内で女性が殺害された事件で、2026年9月27日、警察が被害者からDVの相談を受け、事件前に元夫に対して2回の口頭指導を行っていたことが明らかになった。元夫は殺人の疑いで逮捕されており、捜査関係者への取材で判明した。
取材によると、被害者は事件前に複数回にわたって警察に相談しており、警察は元夫に対し、接近しないよう求める口頭指導を2回行っていた。しかし、事態は悪化し、女性は命を落とした。口頭指導だけでは抑止力が足りなかったかどうか、対応の適切性が注目されている。
DV被害の相談は全国で増加しており、警察庁の統計では去年一年間の相談件数は過去最多を更新した。加害者への厳重な注意や保護命令の申立て、緊急連絡手段の提供など、多角的な支援が求められる一方、現場では人手不足も課題になっている。
DV支援に取り組むNPOの関係者は「『まだ暴行はないから大丈夫』と判断してしまうケースが多い。相談段階で殺害のリスクを的確に評価できる体制が必要だ」と指摘。被害者の親族も「相談していた事実を重く受け止めてほしい」と話している。
県警は事件の経緯を詳しく調べるとともに、DV対応の在り方について検討を進める方針で、再発防止に向けた制度の強化が急務となっている。


ソース:NHKニュース
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