訪日外国人旅行者数が過去最高を更新 紅葉シーズンに向け期待高まる

日本政府観光局(JNTO)が2026年9月26日に発表した推計によると、2026年8月の訪日外国人旅行者数は前年同月比で18%増の380万人となり、月間として過去最高を更新した。関西や九州の空港で新規就航便が増えたことに加え、アジア圏からの観光需要の回復が全体を押し上げた。

訪日客の消費額も拡大しており、観光庁の調査では8月の旅行消費額は前年比で2割増を記録した。宿泊施設では高級ホテルの稼働率が上昇し、地方の温泉地や伝統的な町並みを残す地域でも予約が伸びている。旅行会社の集計では、秋の紅葉ツアーの予約数が例年を上回るペースで増加しており、10月以降の観光シーズンに向けた期待が高まっている。

一方で、人気観光地の混雑やマナー問題への対応が課題となっている。京都や鎌倉などでは入場制限の範囲拡大や、多言語の案内整備が進められており、自治体と観光業界は持続可能な観光のあり方を協議している。JNTOは「質の高い滞在体験を提供するため、地域住民と訪日客の双方に配慮した整備が不可欠」とコメントしている。

政府は2030年までに訪日客数の拡大を目指す観光戦略を策定中で、空港の増便、決済環境の改善、多言語サポートの強化などを柱に据えている。業界関係者の間では「円相場の動向と海外経済の回復ペースが今後の鍵を握る」との見方が強い。

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ソース:読売新聞
画像:読売新聞

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